2017年11月16日 | 未分類 |
スタッフの菅野達也です。
いつも読んで下さっている皆様へご報告です。
10月22日(日)、当院の院長とスタッフ全員で、宮城県石巻市で行われた講演会に参加してまいりました。
講演会は産婦人科医の池川明先生が講演されました。内容は「子ども達の胎内記憶」や「子育て」についてのお話をしてくださいました。
チケットには、
赤ちゃんは伝えたいメッセージを沢山持って私たちのもとに来てくれます。
どんなメッセージか一緒に聞いてみませんか?
とありました。
因みに、池川先生は横浜市金沢区にて池川クリニックをご開業されており、子ども達の「胎内記憶」の研究においては、世界でも指折りの先生です。
横浜でご開業されている医師のお話を石巻で聞くという不思議な状況になったのは、講演会の主催者である先生が院長先生とお知り合いで、この講演会に誘って頂いた事がきっかけなのです。実は当院の院長夫妻は子育ての真っ只中であります。ですので、非常に興味深い話しだったそうです。
私自身は子供どころか、まだお相手となる方もいないのですが、将来に子育てをすることになったとき、知っておくことで手助けになるお話ばかりでした。
会場は石巻市内にある石巻グランドホテル(鳳凰の間)で行われました。講演会の会場には託児スペースがあり、参加者の多くがお子様連れでした。まさに子育て真っ最中のご夫婦が多かったように思います。
そのため講演中も赤ちゃんの泣いている声が聞こえてくる、会場内を子供がうろうろ、または走り回っており、一般的な講演会とは違う雰囲気でした。
今回の講演内容でもある「胎内記憶」とは、母親のお腹にいたときの記憶のことです。この記憶がある子もいればない子もいます。もし記憶があったとしても、成長するにつれて忘れてしまい、大人になって覚えている人は殆どいないそうです。
池川先生ご自身で製作された映画「うまれる」と「神様との約束」の映像を交えながらお話いただきました。その映像の男の子や女の子達は、お母さんのお腹のなかは
・「暖かかった」「暗かった」
・「水のなかに浮かんでいたの」
・「トンネルを抜けたらいきなり眩しくなった」
・「いきなり目の前が明るくなり、何かが僕を掴んで、明るいところにつれていかれた」
と話していました。これだけでも十分驚く内容なのですが、中にはお母さんのお腹の中に宿る前の記憶がある子もいました。
「お空の上で天使と遊んでいたの。あるとき神様に聞かれて、私がお母さんの元に生まれることを選んだの。」
と話す子もいるのです。
母親を選んだ理由は、
・「可愛かったから」
・「優しそうだったから」
など様々なのですが、多くの子供達が言うことは、子供たち自身がお母さんを選んで生まれてきているそうです。
このような神秘的なお話から始まり、
・育児についての考え方
・子供に親の愛は伝わっているのか
・親があるべき姿
など、子育てをしている親が育児について見つめ直すきっかけになるようなお話が続きました。
最後に質疑応答の時間が設けられており、参加者の一人がこんな質問を池川先生にしました。
「中絶についての先生の意見を聞かせてください」
この質問を聞いた池川先生は迷わずに
「中絶も流産も同じ。良いも悪いもない、言えるのはたとえ、その結果になってしまっても子供達はお母さんのお腹に入れただけで喜んでいるよ。だからお母さんは自分を責めないでください」
と答えてくださいました。
「お空の上にいる何千、何万のなかからお母さんのお腹に宿ることができたそれだけで幸せなのです。」
「何万人かの中から、自分が選ばれて遊園地に行けたら、たとえ何も乗れなくてもその遊園地がどんな場所だったか行けなかった人たちに話したくなるでしょ?それと同じです。」
中絶や流産に対してネガティヴなイメージを持っている人たちが多いと思いますし、また私もその内の一人だったのでこの話は衝撃を受けました。お腹の中の赤ちゃんと会話ができるという人たちが、お腹の中の赤ちゃんに幸せかと質問すると「はい」と返ってくる。それは生まれることができなくても?と尋ねると「はい」と返ってくる。科学的に証明できるものではありませんが、今回の講演会で聞いたお話を私は信じたいと思います。いつになるか分かりませんが、自分の子供に教えてもらうのが楽しみです。今回のお話が事実であることを。
最後に、このBlogを読まれて「胎内記憶」に興味をお持ち頂いた方へのお願いです。池川先生がおっしゃっていたのですが、実際にお子さんにお腹の中の記憶を聞く時に、無理やり聞きだそうとしないでください。すべての子どもがお腹の中の記憶が楽しかったわけではありません。中には思い出したくない子もいるそうです。なので、ふとした時にさりげなく聞いてあげてください、それでお子さんが答えてくれたらラッキーだと。
以上が菅野先生の感想でした。
私、院長もこの講演聞いてから、子供や妻に対しての考え方や接し方が変わったと思っております。本当に子は宝であり、愛おしいともさらに思うようになりました。そして、妊娠経験がある方も無い方もそして新しくお父さんになる方、またなった方には池川明先生のお話を一度は聞いて欲しい、と願っております。もしかしたらオカルト的に捉える方もいらっしゃるかもしれません。ですが、それ以上に優しい気持ちになれると信じております。子供達がどういった気持ちでいるかを知ることができますし、それは両親が今まで以上に優しく子供に接するチャンスになります。
子どもが死亡する(暴力や放置による)ニュースが流れる度に、何故こんなことをしてしまうのだろうと考えておりました。人には様々な状況や立場があり哀しいニュースとなることがあります。ですが、この池川明先生の講演や映画を見て頂ければ、そういった哀しい状況にならずにすむ可能性が多くあると思っております。
機会があれば池川明先生の著書、「ママのおなかをえらんできたよ。」や「胎内記憶でわかった 子どももママも幸せになる子育て:「もって生まれた才能」の伸ばし方」をお読みになって頂ければと思います。
この講演を企画されました阿部先生夫妻、そして講演を行われた池川明先生に感謝致します。