2017年11月3日 | 未分類 |
平成28年10月16日(日)、
第4回YNSA学会全国大会(YNSA=山元式新頭針療法)にて症例発表を行うために、
大会会場でもある宮崎県宮崎市内にある「九州保健福祉大学総合医療専門学校」へ行ってきました。
その全国大会において、大石留美先生と院長による
- 上肢の痺れを伴う疾患に対してYNSAを行った症例
を発表して参りました。
内容としては、当院に通われている頚椎症、胸郭出口症候群や巧緻運動障害の患者様にYNSAを行い、どのぐらいの期間で、どのようにして改善していったか、どのようなポイントを使用したか、などを含めて発表しました。
YNSAによる治療を行う事で、疼痛による脳内の神経強化が解除されることにより、痛みのでない姿勢へ改善する事になり、自然に良い姿勢へと変化することができます。
疼痛を緩和することで、痛くてリハビリ出来なかった手指がリハビリ可能になり、「もう、完全に伸ばすことは出来ない」と、言われていた手指が伸びるようになる、などを発表しました。そして追加発表として脳梗塞後遺症の患者様の症例も報告しました。
その他の先生の発表では、
- 顎関節症や脳梗塞後遺症などの症例発表
- YNSA基本点を理解しやすくするための考察
など、他にも多数の発表がありました。
どれも大変興味深い内容で、今後に当院でのYNSA治療の参考になるものもあり、とても勉強になりました。
午後に行われた教育講演後には山元敏勝先生のYNSA実演治療があり、当院の院長が患者役として山元先生の治療を受けさせて頂きました。
そして、今回は山元先生とYNSA学会様のご厚意により、特別に当院院長のご子息、明佳くんが小児への治療モデルとして山元先生にYNSA治療を行っていただきました。
症状は肌の乾燥(肌荒れ)症状がメインで、これ以外の咳と鼻水の症状の改善をお願いしました。山元先生による合谷診、上腕診、そして首診を行い、反応のある箇所にシール型の鍼(セイリン社製パイオネックス)を貼ってくださいました。
山元先生は小児への治療は、難しいと仰っていました。
咳や鼻水の症状が学会に参加する数日前からあった明佳くんでしたが、不思議と学会終了後から明佳くんの咳、鼻水の出る量が減りました。普段なら慣れない場所や大人数の知らない場所に連れて行くと発熱したりする傾向にあるのですが、発熱することもなく元気に過ごしています。たった1度の治療でしたが、10日以上たっても症状は落ち着き、肌荒れも少しずつ改善傾向にあります。
当院での小学生や、中学生の子どもたちの鍼治療の受診希望者が増えてきています。
なぜなら、YNSA治療は副作用がなく、症状の改善は早く、たった数本の鍼で改善を促せる安心できる鍼治療ですから、鍼の反応に敏感な小児でも安心して受け入れて頂ける鍼治療です。
疼痛や症状がなかなか改善しないと悩んでいるBlogを読まれているあなた、
受診希望者も増えてきているYNSA治療を1度体験してみませんか?