2018年10月30日 | 未分類 |
10月13日土曜日
宮崎空港内にある会議室に於いて、YNSA学会認定治療師試験を受験してきました。受験資格の一端として事前に30名分の症例報告を提出し、全国大会前日に筆記試験が行われました。
YNSA学会初の試みという事で、受験した多くの先生は少し緊張した顔つきをしていました。事前に想定問題集は販売されていたのですが、実際にはどのような試験なのか?それを考えるとさすがに私も緊張しましたが、加藤直哉先生の和やかな雰囲気を感じつつ、試験に臨みました。
試験終了後、YNSA学会全国大会のレセプションパーティーに参加するため、一緒に受験された先生と宮崎観光ホテルへ移動。
レセプションパーティーでは、全国からたくさんの医師、歯科医師、獣医師、鍼灸師が集まりました。年々、参加者の増えるYNSA学会全国大会、会員数も増え今年は会場も規模が大きくなりました。久しぶりにお会いする先生と、たくさんの時間を歓談させていただきました。
パーティーでは、ジャグリングとマジックのイベントもあり、あっという間に時間が過ぎていき、その後に行われた二次会にも多くの先生と一緒に参加しました。
10月14日日曜日
宮崎観光ホテルに於いて、第6回YNSA学会全国大会が開催されました。このホテルは天皇陛下が宮崎に訪れた際にもお泊りになる格式高いホテルです。
この全国大会では、山元勝敏先生の実技を直接見る事ができますし、著明な先生の特別講演も行われます。今年は昇幹夫先生の講演でした。昇先生は産婦人科専門医、「日本笑い学会」副会長、「笑いは心と脳の処方箋」、「健康は笑いから」など多数の著書もあります。がん患者さんとモンブランや日米合同富士登山に参加もされています。特に凄いと思うことは、「笑うことは健康にいいこと」を実験で証明されました。
講演内容は、昇先生のご活動を動画でみさせていただき、笑いと免疫力のお話し、故安保徹先生が提唱していたストレスと免疫のお話しなど、私には心にフッと入ってくる内容でした。昇先生のお話をお聞きしながら、故安保徹先生と故福田稔先生を思い浮かべていました。
昇先生は池川明先生と同じ産婦人科医で、胎内記憶のお話しなどもしてくださいました。
YNSA学会会員11名による症例報告では、私も症例報告をさせていただきました。
演題は、『発症後20年経過したクモ膜下出血の後遺症がYNSAにより改善した1症例』です。発症後20年経過したクモ膜下出血後遺症をもつ患者が、YNSAを行う事によって疼痛と痺れの緩和が起き、疼痛軽減された事により歩行姿勢の改善、歩行スピードが変化した、という内容でした。
治療を開始し約1ヶ月で疼痛軽減が起こりました。その後、順調に回復し外出なども楽しめていた患者が、転倒し骨折、さらにインフルエンザの罹患により5週間入院することになりました。退院直後にも様々な身体のトラブルが起きてしまい、入退院を繰り返してしまいYNSAの治療は5ヶ月間の中止となります。
治療を再開し始めてからは週2回の治療を約2ヶ月行うが、疼痛軽減が起きにくい状態が続いていました。当院まで片道2時間かけて通ってくださるので、体力も気力もあるのですが、入院生活で衰えた筋力の回復はなかなか起きにくいようでした。
しかし、治療再開から約3ヶ月経つ頃には、疼痛を訴えることが減っていき、歩行姿勢の改善も起き始めました。
骨折入院後からの治療に関しては、患者の筋力低下と歩行姿勢や身体の使い方が変化したため、疼痛緩和が起きにくい状態が続いていたと考えられます。
しかしながら発症後20年経過した脳血管障害後遺症の患者でも、YNSAは疼痛緩和や歩行姿勢の改善を行う事が出来ました。
歩行などが辛くなければ、自分で歩いて外出したい!など意欲が湧き、「寝たきり」の回避を行うことができると思います。
「諦めずに治療を続けて行く」、という気持ちを忘れずにいるこの患者は、痛みから解放されつつあります。発症から20年経過したクモ膜下出血後遺症でも、YNSAは疼痛緩和や姿勢改善を行う事ができました。ですので「もう何年も経っているから」と諦めないでください。
この治療方法は、様々な痛みや症状に効果がある治療ではありますが、全ての人に対して直ぐに効果が出るわけではありません。直ぐに症状緩和が起きる場合もあれば、起きない場合もあります。
私たちは、YNSAはもちろんですが、様々な手技手法を駆使してお困りの症状を改善するお手伝いをさせていただきます。
YNSAによる治療は、当院で受けることができます。
完全予約制のため、治療をご希望の方は、まずお電話にてお問い合わせください。