2016年4月21日 | 未分類 |
鍼灸按摩マッサージ師の大石留美先生が、4月4㈪〜8日㈮の五日間、YNSA宮崎セミナーに参加しました。宮崎県日南市にある山元リハビリテーションクリニックと山元病院にて行われました。
下記から大石留美先生からの報告と感想です。
全国から22名の先生が集まり、(ポルトガルからご夫婦での参加もありました)セミナー前日には山元敏勝先生のご自宅にてウェルカムパーティーに参加しました。明日から勉強を頑張るぞ!とした気持ちが強かったのですが、このパーティーで集まった先生たちと仲良くなり、さらに山元先生ご夫妻ともたくさんお話をすることができ、リラックスして翌日から勉強に臨むことができました。
月曜日から金曜日まで、講義、診察と治療の見学をさせて頂きました。
YNSAは頭部への鍼治療で、脳卒中など脳障害による後遺症、難病に対しての治療や症状緩和、様々な不定愁訴(眩暈や慢性腰痛など)に対して非常に多岐に渡り効果を上げている治療法です。
合谷という手のツボ付近を触診し、反応を確認、上腕・肘付近の診断、頚の診断をして治療が始まります。この診断が指の先端で反応点をさがすのでとても難しく、感覚を身につけていくのは至難の業です。
その治療法を発見し、長い時間をかけて臨床で効果を上げてこられた山元先生の治療、そして山元先生と患者様のたくさんの笑顔を見ることができ、毎日発見、感動の日々でした。私にとって山元先生の治療を目の前で拝見し、感じることのすばらしさは何とも表現のしようのない感動でした。
そして診察見学が終了後には毎晩参加された数名の先生と食事に行き、今回のセミナーの発見点や質問等の意見交換、その後には治療練習なども行いました。そこでもまたYNSAの素晴らしさと、今までには自分になかった治療方法を学び、教えあうことができました。
今回の宮崎セミナーの会場は医療法人愛鍼会山元病院、そして山元リハビリテーションクリニックにて行われました。その山元リハビリテーションクリニック2階にセミナー講義を行う部屋に掛けられた1枚の絵があります。
この絵は、ドイツ人医師のお子さんから頂いたものです。ビックリしたのは、そのお子さんの年齢で6歳の子どもだと山元先生がお話してくださいました。よくみると頭には鍼が刺さっています。いつもYNSAで頭に鍼が刺さっている姿を見てその様子を描いてくれたそうです。
セミナー参加者の大勢の方が作者の年齢と色彩の素晴らしさにビックリし、感嘆の声を上げていました。本当に素敵な絵で、私も最初は著明な画家の作品と思ったぐらいです。それぐらい素晴らしい絵でしたので、その前で写真を撮る先生もいらっしゃいました。
YNSA宮崎セミナーに参加し、山元先生の治療を毎日見学し、学べたことでいままで自分の行ってきたYNSAとは違う、大きな収穫のあった1週間でした。セミナーでは山元先生の書籍には記載されていない新たな治療の考え方、ポイントなどもお教えいただき、またその効果に本当に驚きました。
YNSAの山元敏勝先生、自律神経免疫療法の福田稔先生、井穴頭部刺絡の浅見鉄男先生、ご自身で治療法を確立した先生は、本当にいくつになってもいつも新しいことを考え、実践しています。天性のものであるとも思いますが、なによりも患者さんのために…その心がいつまでも衰えていないのだと思いました。
同じ志を持つ友人もでき、その友人と話をする機会を得られたことは私の中でかけがえのない財産です。セミナー終了後の勉強会も行い、友人には様々な治療法や考え方も教えていただきました。
今回のセミナーは、自分への本当に大きなプレゼントとなりました。臨床で生かせる場所があることの幸せを再確認、この治療法をお待ち下さっている多くの患者さま、そして何よりも素晴らしい先生の元で学び、その志が同じ仲間と勉強ができたこと。本当に感謝の気持ちで一杯です。
この新鮮で素敵な気持ちと学んできたしっかりした技術、これを私が関わっている多くの患者様、そしてまだ見ぬ未来の患者様にフィードバックしてまいります。
YNSAは副作用のない鍼治療です。今までの鍼灸治療で改善の少なかった方、身体を動かすのが困難なときでも座ったままで治療を行いますので、様々な症状の患者様に喜ばれています。当院はYNSA学会会員の治療院ですので、安心して施術をお受け下さい。