2017年11月3日 | 未分類 |
5月20日(土)、27日(土)、28日(日)の三日間20時間以上に渡り、院長である私がメンタルトレーニングの勉強会、「スポーツメンタリスタ・レベル1」の講習会を受講してきました。講師は大儀見浩介先生です。
大儀見浩介先生はスポーツ心理学に基づく「メンタルトレーニング」理論をベースとし、年間約250本以上の講演活動を行っている方で、スポーツの現場や教員・生徒向けの教育メンタルトレーニング、 子どもを持つ親、ビジネスパーソンなど幅広い世代を対象とする 講演は歯切れのよい語り口と爽やかな笑顔で絶大な人気を誇る方でもあります。多くのプロフェッショナル・スポーツ選手とも親交があり、メンタルトレーニングを広めております。
今回の講習会で行われたレベル1の内容としましては、メンタルトレーニングの歴史や背景を勉強してから、どのような事を学べばメンタルを強く出来るのか、どのような考え方が良いのか、などを習って参りました。ポイントは大きく分けて10箇所あり(目標設定、セルフコントロール、集中力、イメージトレーニング、プラス思考、セルフトーク、試合に対する心理的準備、コミュニケーション、チームビルディング、リーダーシップ)、学ぶことにより自分の心をコントロールし、本番で実力を発揮することが可能となります。
そのポイントを細かく、深く学ばせて頂きました。が、レベル2ではもっともっと深く勉強をすることになるそうで、実施、実践も交えての講習が待っています。
メンタルを鍛えているのに様々なテクニックがあることも、レベル1講習会にて解りました。今回の講習会の中で一番心に残ったのが、「心・技・体」についての考え方です。
先ず、メンタルトレーニングの定義(国際メンタルトレーニング学会:1997)ですが、
メンタルトレーニングとは、身体的な部分に関わらない全てのトレーニングであり、ピークパフォーマンス(最高の自分)とウェルネス(心身の健康)を導く為の準備である。スポーツのパフォーマンスや人生を向上させる為の、ポジティブな態度、思考、集中力、精神、感情などを育成及び教育する事が中心である。また、スポーツ・パフォーミングアーツ・ビジネス・健康・教育・生活などの幅広い分野を含んでいる。
そしてメンタルトレーニングが目指すものは、「勝利のみでなく、実力発揮!」です。
「心・技・体」という言葉は多くの人が聞いた事がある言葉だと思います。そしてこれらの事象がバランス良く整うことで、良いパフォーマンスを発揮することができます。
では、「心・技・体」の中で本番や試合直前で最も大切なことは何でしょうか?
90%以上の選手や指導者たちが「心」と答えるそうです。
でも、皆様を取り巻く環境では如何でしょうか?多くの場合は「技・体」のトレーニングに時間を費やしていないでしょうか?不思議な現象ですよね。本番直前に必要と感じる「心」のトレーニングが普段の練習では行われていないのが殆どではないでしょうか。
「心」は生まれつきのもの、気合い、根性、ジンクス、血液型などで片付けられる事が多いのですが、心もちゃんと鍛える事は可能です。
「トレーニングにおける心・技・体のバランスが最も重要である」
メンタルトレーニングの目的として、もちろんながら競技力向上はあるのですが、その中には実力発揮、上達の促進、人間的成長も含まれています。つまり心を鍛える事で、人間としても魅力的な人になれる事です。
今回、一緒に講習会を受講された方は、新宿区四谷でゴルフスクールのテクニカルマネージャーをされている方、秦野市で剣道の館長をされている方、さらにその同僚で剣道を教えながら家庭教師もされている方、大企業で働かれている方、そして福岡でフリートレーナーであり、音楽活動もされている元自衛隊員だった方がいらっしゃいました。本当に皆が熱い気持ちでこの講習会に臨んでいましたし、またこのメンバーと一緒にレベル2でも一緒に勉強が出来れば嬉しいと思います。
読まれた皆様が関わっている選手やチームでメンタルトレーニングを導入したい!とした方がいらっしゃれば、是非にご相談下さい。今なら…(笑)。